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最近読んだ本
もう既にだいぶ前のことですか、立て続けに育児関係の本を読みました.
育児関係の本といっても、まじめな育児書というよりは楽しんで読めるものばかり.


最近読んだ本_b0081537_10595366.jpgまずは太陽が2歳に
なったら読もうと
ずっと思っていた
松田道雄の『私は二歳』.
世間では「魔の2歳児」なんて
いわれるほど、2歳は自我が芽生えて
自己主張が激しくなる最初の反抗期.
太陽もそうした自己主張が見られるようになり
何か共通するものがあるかなと思い、
読んでみました.

本の構成は、発熱や腹痛など病気の症状から、おねしょ、テレビなど子供の心理の問題など
育児のありとあらゆる諸問題を毎回取り上げ、それらについてわかりやすく解説しています.
ちょっと驚きなのは、この本が最初に出版されたのは60年代とだいぶ昔で、その当時は(多分)
「抱き癖がつくから抱っこばかりするな」みたいなことが言われていた中、著者は「子供は愛情が
一番、子供が求めたらたくさん抱っこしてください」など愛情あふれる育児書でとても温かい
内容です.

あとおもしろいのは、本書が2歳児の目を通して語られているところ. そしてこの2歳児が
結構深いことをいうので、思わず「ププ」と笑ってしまいます. あと、いわさきちひろのやさしい挿絵が
毎ページにあるのも楽しいです. 古い本だからとあまり期待せずに読んだけれど、けっこうおすすめです.
気に入ったので、映画化されたものをビデオで借りて見てみました(これも60年代と古い). 
映画も古いなりに興味深かったです.


最近読んだ本_b0081537_11234320.jpgこれは経済産業省の
官僚が1年間取得した
育児休暇中の体験談をまとめたもの.
なかなかコミカルにリズムよく書かれてあるので
あっという間に読めます.
おもしろかったのは男性視点で育児のさまざまな
発見が書かれてあること.
例えば赤ちゃんとのお散歩に自分が行きたい秋葉原に
行って、赤ちゃんにやさしくない街を目の当たりにして
妻に「あなたのための散歩じゃないんだからね!」と怒られるくだりとか。


なかなか難しいこともあるけれど、日本ももっともっと男性が育児休暇を取れるようになると
おもしろいのになぁ、と思います. 著者にはこの経験を存分に職務に活かしていただきたいと
願います.
by emma328 | 2010-07-04 10:57 | Books & Movies
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