低出生体重児に関する書籍をいろいろと買い集めては読み漁っていたところ、
そこで紹介されていたのがこちらの本. 未熟児を扱った文学作品は興味深いし、
何よりも平岩弓枝は大好きな作家さんでこれまでにもいくつもの作品を読んでいたので、
すぐにアマゾンで購入し、あっという間に読んでしまいました.
この本の主人公は在胎週数は太陽より多かったものの、出生体重は太陽と同じ
1,000gぐらいで生まれ、未熟児ならではの発育の遅れなどを乗り越えながら
リレーの選手として活躍するまでを描いた作品です. 物語を読んでいる途中までは
未熟児の親はこんなに苦労するものなのかと暗澹たる思いもしましたが、最後は希望の
持てる、さわやかな読後感がありました.